宝物

今日のサンフランシスコは雨。
日用品を買いに行き、部屋を片付け、と、昨日までと同じ。
なんで、ちょっと、出発前を振り返ってみる。

いろんな人が会ってくれた。
歓送会をやってくれた。
美味しいものを食べさせてくれた。
遅い時間まで、時には朝まで、付き合ってくれた。
そのどの場面で飲むお酒も美味しかった。
ひどい二日酔いの時だってね。

2枚だけ、手持ちでCDを持ってきた。

1枚は、マイミク、MusiCafeチームがくれたもの。
「To San Francisco From Tokyo」と題されたCD
メンバーそれぞれが選曲してくれたオムニバス。
木目調のバックに、北欧を思わせるシンプルで素敵なジャケット。
ライナーには、フジや朝霧でのみんなの写真が満載。
思わず、目を細めてしまう。
収録曲は、いい曲ばかり。
曲ごとに選曲者の味が出てて、ニヤリとしてしまったり。
そして、それぞれの曲に、メッセージが込められてる。
さらに、bonus trackには、とあるメンバーのラップが!

この数年、もし僕に、仲間と呼べるものがあったとしたら、
このチームだなあ。

もう1枚は、行きつけのバーのマスターがくれたもの。
1月半ばに観たマスターのライブを録音したもの。

出発前夜の夜を明かしたのも、この店だった。
僕が一番バカ話をした、火曜によく来る常連さんが、案の定いた。
加えて二人。
一時期、その常連さんと僕とトリオかってぐらいだった彼と、
髪を切ってもらった女の子。
彼女から、整髪料と手書きのスタイリグのやり方メモをもらった。
もう午前の3時にもなろうかというのに、ヒマだねえ。
3人が引けた後、ライブでのマスターの相棒が来店。
彼の帰り際に、握手と抱擁を交わす。
明け方、マスターと2人。
「最後に好きなのかけるよ」と。
Dylanの『Like A Rolling Stone』をリクエストすると、
笑いながら、「もう載ってるよ」。
マスターが針を落とすと、爆音で流れはじめ、驚いた。
こんな時間に、こんな音を出しちゃマズイだろ。
でも、遠慮なく、音に身を浸させてもらった。

辛いとき、寂しいとき、きっとこの2枚が支えてくれる。

出発前に遊んでくれた皆に、
誇れる自分を見せられるようにしないとね。

**ただいまのBGM
MusiCafeチームにもらったCD
今かかってるのは、
サンボマスター『そのぬくもりに用がある』
これは、意外な選曲だったなあ。
でも、効くなあ。

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