原田マハ・著。
随分と前に知人から薦められて買ったものの、ずっと積ん読だったもの。
面白いとは思うけど、止まらないってほどではないなあ。読み終えて、「ふーん」って感じ。ミステリー感は中途半端で、僕はあんまり要らないと思うので整理してしまうか、やるならもっと深めるかじゃないかなあ。そして何より、もっと心情に寄り添って丁寧に描ければ、傑作になった可能性があったんじゃなかろうか。売れたかはわかんないけど(笑)。
※以下、作中に言及します。
第1章は何なんだろう? この1章から本編たる2章以降でのエピソードの主の変化も驚かせの要素なんだろうけど、僕には全く意味不明だし、つまらない。むしろ織絵のキャラに魅力を感じていたし、先の物語にドキドキしてたので、残念でしかなかった。彼女の家族の物語も何も回収されないし。ここで、僕はつまずいてしまったんで、それ以降、結局、乗り切れずに終わってしまったのかもしれない。
ルソーを描いた作中の本、その物語はおもしろかった。ここにしか、心が動くものは無かった。
今年の正月休みにニューヨークに行ってて、MoMAの前は何度も通った。これを読んでたら、「夢」を観に行ってただろうな。いつか。
**ただ今のBGM:Nick Lowe『Jesus Of Cool』
お久しぶりです!
ミステリー好きなので読んでみようかな
最近全然本に触れてない。。
sayakaさん>
お久しぶりです!
いやー、僕も全然、本を読んでないです。。。
本作、ミステリー好きにはどうなんでしょう。
推理する楽しみを求めるなら、違う気がしますよー。