『図書館戦争』(映画)

TOHOシネマズスカラ座にて。

紙は燃えちゃうから、電子書籍にしとけって話?(笑)

図書が検閲・没収される時代、図書館だけは例外的に図書の自由が守られる場所だった。検閲・没収する側と守る側、時には銃器を伴う戦闘に至ることも。高校生時代に図書館隊員に本を守られ、その姿に憧れた一人の女性が図書館隊に入隊する…。

小説原作ものなことぐらいしか事前知識が無くて、タイトルから全く内容は想像できてなかった。予告でドンパチがあったのは、そういうことなのね。

ベースとなる「言論・表現の自由」というテーマは、今まさに大切なことで、それをこうしたエンタメに持ってくるという(原作の?)アイディアと本作が言いたい(のかな?)メッセージは素晴らしいのだけど。。。だからこそ、もっと良い作品となり、多くの人に見てもらえる作品になって欲しかったなあ。

クレジット2番手だけど、実質主演の榮倉奈々の演技が、僕には全くダメで入っていけなかった。。。それでも、まだ、途中までは話も受け入れられたけど。。。

佐藤信介監督に日比谷スカラ座、『GANTZ』を思い出してしまった。佐藤監督、銃撃戦が好きだなあ(笑)。

 

 

※以下、内容に触れます。

 

最後の誘拐のエピソードは、ありゃナイよ。主演二人のピンチと活躍を見せるためだけの、取って付け。そりゃ、映画に良くあるパターンだけどさ、こんなにも芸も何もなく、あざとい取って付け、ビックリしたよ。そして、完全にシラけた。小田原でバタバタと倒れていった隊員たちはなんだったのよ。主演2人の中途半端なラブロマンスのための前座&間つなぎかい。人を、そんな扱いする作品にメッセージ語られても、説得力なんか感じないよ。最後にチョロっと出てきた黒幕でも何でもないコマが、いくら強くたって、そいつに苦戦して勝ったって、カタルシスも爽快感も生まれないよ。だいたい、具体的な場所がわかってなくたって、特定でき次第急行できるように、他の隊員も立川に適当に散らせとくだろ。発信器まで付いてんだから。アホか。

もう少し、どうにかなんなかったのかなあ。。。

 

**ただ今のBGM:O.S.T.『Sound of GANTZ』

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