Patti Smith @ オーチャードホール

パティ姐さん、観てきました。カッコ良すぎですわ。

本当は、昨日のAXに行きたかったんだけど、仕事の予定があって。でも、結局、今日も仕事で開演予定時間から30分遅れの会場到着。オーチャードホールの2階席。案の定、ごく一部を除いて、立つことなく。やっぱAXが良かったなあ。“立ちたきゃ立てよ”とはいえ、誰も立たない最前列の席でまで立つ気にはならんかった。

パティ姐さんのライブは2回目。4〜5年前のサンフランシスコ以来。あの時も、似たような席だった。2階席の最前列。角度もほぼ同じ。ステージセットも同じで、なんの飾りもない黒バックのステージ。観ながら、あの会場や街を思い出す。

ステージは、あの時と同じだった。演った曲は違うだろうし、バンドメンバーも違うかもしれないけど、僕には同じ。“パティ・スミスのステージ”。どの曲を演ったとか関係無い。カッコ良すぎなパティ・スミスがステージにいて、エネルギッシュでパンクでロックで歌って語って叫んで拳を振り上げて手を振って握手してお茶目して足を踏みならして踊ってた。

ただ一つ違っていたのは、東日本大震災の被災者に祈りを捧げますと言って歌った『Fuji-san』に、胸が詰まったこと。あの時は、この歌は必要無かった。

66歳かあ。あんな風にカッコ良い爺さんになりたいもんだ。なれないとわかってるけどね。僕は、あんなに自分の思うことを信じられないし、「You are free!」とか拳を挙げたり、それに呼応して拳を挙げたりもできないから。

 

**ただ今のBGM:Patti Smith『Horses』(30周年記念盤)
disc1のオリジナルアルバムより、disc2の2005年のライブ版の方が好き。年季の入ったの低くパワフルな声の方が好き。一昨日に観たセント・エティエンヌと真逆だなあ。

 

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